Episode 3


バトンもらったのに、なかなか更新しなくてすみませんでした。


どうしよう・・・室内楽やってるけど、全然クラシックわからないし...

・・・ということで、私は違うジャンルで1曲紹介しようと思います。


Mr.Childrenの『花の匂い』


という曲です。

映画「私は貝になりたい」の主題歌です。
映画は戦争ものだし、けっこう暗い感じのする曲です。

初めてこの曲を聴いたときは、その暗さが重くて好きになれませんでした。
でも、何回もくりかえし聴いているうちに
とても心に響く曲だなぁと思うようになりました。

歌詞をご紹介します。


『花の匂い』

届けたい 届けたい
届くはずのない声だとしても
あなたに届けたい
「ありがとう」「さよなら」
言葉では言い尽くせないけど
この胸に溢れてる

花の匂いに導かれて
淡い木漏れ日に手を伸ばしたら
その温もりに
あなたが手を繋いでいてくれているような気がした

信じたい 信じたい
人の心にあるあたたかな奇跡を信じたい
信じたい 信じたい
誰の命もまた誰かを輝かす為の光

”永遠のさよなら”をしても
あなたの呼吸が私には聞こえてる
別の姿で 同じ微笑で
あなたはきっとまた会いに来てくれる

どんな悲劇に埋もれた場所にでも
幸せの種は必ず植わってる
こぼれ落ちた涙が如雨露(じょうろ)一杯になったら
その種に水を撒こう

人恋しさをメロディーにした
口笛を風が運んでいったら
遠いどこかで
あなたがその目を細めて聞いている

”本当のさよなら”をしても
温かい呼吸が私には聞こえてる
別の姿で 同じ愛眼差し(まなざし)で
あなたはきっとまた会いに来てくれる



戦争から「命の輝き」を歌っていますが、とても素敵な歌だと思います。

種、花、如雨露で表現されている部分がきれいだと思いました。

悲しいだけのはずの「涙」は、無駄ではなく、
その人の生きた喜びの分だけ、そのために流した「涙」は、
そこに次の「幸せ」を見出すための糧となる。

ということだそうです。


私はこの曲を聴くと
3月に天国へ旅立った愛犬 ナナ を想います。

本当に
”言葉では言い尽くせない”思いが”この胸に溢れ”ます

小さいときからずっと一緒に暮らしてきて、私はナナと一緒に育ってきました。
本当に家族の一員でした。

お散歩ではぐいぐい紐をひっぱるし、
寝言で吠えたりしちゃうおバカな犬だったけど、
おちゃめで優しい、とってもかわいい犬でした。


山形に引っ越してからはなかなか会えなくなって、
時々送られてくる写真を見ると、遠い存在になったようで、寂しく思ったりもしました。


もっと一緒にお散歩に行ってあげたかった

もっともっと頭をくしゃくしゃにしてかわいがってあげたかった・・・

なんて、もう何もしてあげられないのに、いなくなってから思ってしまいます。


思い出しきれないたくさんの思い出がありますが、
お花をささげたときに出た言葉は

「ありがとう」

の一言です。


本当の歌詞の意味とはずれてしまうかもしれませんが、
『花の匂い』は
あたたかい気持ちで、ナナを思い出させてくれます。


大切な人を思う気持ちがじんわりと伝わる、素敵な曲です。
みなさんもぜひ、じっくりゆっくり聴いてみてください。


・・・・・さて、そんなに暗くならないでくださいね!
次は、金管・Hrの 由美子 にお願いします☆  よろしくね!

                                        Flute 松原容子



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